アフガン絨毯の種類と選び方|シェルワン・カザック・ガズニ・キリムの違い
「アフガン絨毯」とひと口に言っても、織られる地域や受け継がれてきた技法によって、デザインも風合いも大きく異なります。この記事では、代表的な種類の違いと、初めて選ぶときに知っておきたいポイントをまとめました。
アフガン絨毯とは
アフガニスタンは、ペルシャ、コーカサス、トルクメンなど周辺地域の織物文化が交わる場所です。そのため、幾何学文様の力強いものから、花文様の優美なものまで、幅広いスタイルの絨毯が織られています。多くは高地の羊のウールで織られています。
代表的な6つの種類
シェルワン(シルワン)
コーカサス地方の「シルワン」様式を受け継ぐ絨毯です。幾何学的なメダリオン、様式化された草花、ギザギザのボーダーを、インディゴやマダーレッド、アイボリーなどの色で密に織り上げます。
カザック
大きな星や八角形、菱形が大胆に配された、力強い幾何学文様が特徴です。パイルはやや長めで、鮮やかな色使いがモダンなインテリアにもよく映えます。
カール・モハマディ
深みのあるマダーレッドの地に、トルクメンのギュル(部族の紋章のような文様)が並ぶ絨毯です。落ち着いた赤は、和室にも洋室にも温かみを添えます。
ガズニウール
アフガニスタン東部の町ガズニの名を冠したウールで織られた絨毯です。自然な光沢としなやかさがあり、花文様やメダリオン、狩猟文様からモダンなデザインまで幅広くあります。
ギャッベ
厚みのあるパイルと余白の多い素朴な文様が魅力です。無地や格子、パッチワークなど、ナチュラルな部屋に合わせやすいデザインがそろいます。
キリム
パイル(毛足)を織り込まない「平織り」の敷物です。薄く軽いため持ち運びや収納がしやすく、畳の部屋や床暖房の上でも使いやすいのが特徴です。多くは裏表の両面を使えます。
品質のチェックポイント
- 裏面の文様:手織りなら裏面にも文様がはっきり現れます。
- フリンジ:縦糸がそのまま伸びたものが手織りの証です(キリムなど一部を除く)。
- 色のゆらぎ:ゆるやかな色むら(アブラッシュ)は、手仕事の味わいです。
- 素材の表記:ウール100%か、シルク混かを確認しましょう。シルク混は光沢が美しい一方、お手入れにはより注意が必要です。
サイズの選び方
玄関には60×90cm前後の小さなもの、ソファの前には2畳前後、リビング全体には3畳から4.5畳程度が目安です。廊下には細長いランナーが合います。手織りの絨毯は数センチの誤差があるため、商品ページの実寸を必ず確認してください。
RUGINZAのアフガン絨毯
RUGINZAでは、ここで紹介したすべての種類を一点物でそろえています。
