ペルシャ絨毯 ナイン産とは?特徴と選び方、品質の見分け方
アイボリーの地にブルーの文様。ペルシャ絨毯の中でも、ひと目でそれとわかる上品さをもつのが「ナイン」です。この記事では、ナイン絨毯の特徴と、初めて選ぶ方が知っておきたい品質の見方、サイズの選び方をご紹介します。
ナインはどんな産地?
ナインはイラン中部、イスファハーン州にある町です。古くから上質な毛織物の産地として知られ、その技術を生かした細密な絨毯づくりが続けられてきました。ペルシャ絨毯の産地の中でも、繊細さでは特に評価の高い産地のひとつです。
ナイン絨毯の3つの特徴
1. アイボリーとブルーを基調にした配色
アイボリーやベージュの地に、ブルーやネイビーで文様を描く配色がもっとも代表的です。明るく上品な印象なので、和室にも洋室にも合わせやすく、部屋を広く見せてくれます。エメラルドやコーラル、サフランなど、あまり見かけない色のナインもあります。
2. 細密な結びと繊細な曲線文様
ナインは結び目が非常に細かく、アラベスク(蔓草)や花々の曲線をなめらかに描き出します。中央にメダリオンを置いたデザインや、全面に文様が広がる総柄のデザインがよく見られます。ナインでは、縦糸の撚りの本数を表す「ラー(La)」で織りの細かさを示すことがあり、数字が小さいほど細い糸で緻密に織られています(例:4ラー、6ラー、9ラー)。
3. 品のある風合い
しっかりとしたウールで織られ、文様の輪郭などにシルクを使ったものもあります。光の当たり方で表情が変わり、使うほどに風合いが深まるのも魅力です。
品質を見分ける4つのポイント
- 裏面を見る:手織りの絨毯は、裏面にも表と同じ文様がくっきり現れます。結び目が細かく、整っているほど丁寧に織られています。
- フリンジ:手織りでは、フリンジは後から縫い付けたものではなく、縦糸がそのまま伸びたものです。
- 色むら(アブラッシュ):ゆるやかな色の変化は、糸を少しずつ染める手仕事の証で、欠点ではありません。
- 寸法のわずかなずれ:手織りのため、縦横が数センチ異なることがあります。これも一点物ならではの特徴です。
お部屋別・サイズの目安
- リビング:200×300cm前後。ソファの前足が絨毯に乗るくらいが目安です。
- 寝室・ダイニング:150×250cm前後。ダイニングでは、椅子を引いても絨毯からはみ出さない大きさを選びましょう。
- 廊下:細長いランナーがおすすめです。長い廊下には400cmを超えるものもあります。
お手入れ
弱めの設定で定期的に掃除機をかけ、半年に一度は向きを変えて摩耗を均一にします。飲み物をこぼしたときはこすらずに、乾いた布で外側から内側へ叩くように拭き取ります。直射日光が長時間当たる場所は避け、本格的な洗浄は専門業者にご依頼ください。
RUGINZAのナイン絨毯
RUGINZAでは、メダリオン、アラベスク、ゴンバド(ドーム)などさまざまなデザインのナインを一点物でご紹介しています。各商品ページに正確な寸法を記載していますので、お部屋に合う一枚を探してみてください。
